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第三課 人々を教えられたキリスト
第一課、第二課のレッスンを読んで、神のしもべイエス・キリストが病人を癒して下さったことを学びました。しかし、人々には、健康な体よりもっと大切な必要があります。すなわち、まことの神を知って、神が人々に何を要求していらっしゃるのかを知る必要があります。こういうわけで、この章で、主イエス・キリストは多くのことを教えられました。
種を蒔く人のたとえ話
(1~20節)
イエスが種を蒔く人のたとえ話を教えられたとき、大ぜいの人が岸べで集まっていました(1~9節)。その後、イエスはご自分の弟子たちにもっと詳しく説明されました。いくらかの種が道端に落ちました。すると、鳥が来て、それを食い尽くしました。これは、人が福音を聞いても、その意味が分からないことをあらわしています。サタンがそのことばを持ち去ってしまうのです。サタンは神を憎み、人をも憎むのです。サタンは、神のことばが人の心に入るのを望んでいないのです。
いくらかの種は土の少ない石地に落ちました。土の深さがなかったので、直ちに芽が出て伸び上がりました。しかし、日が上ると、焼けて、根がなかったので、枯れてしまいました。これは、人が喜んで福音を聞いても、苦悩あるいは迫害が生じると、福音を捨ててしまうという意味です。
いくらかの種はいばらの中に落ちました。しかし、いばらが伸び上がって、種を枯らしたので、何も実を結びませんでした。これは、人が福音を聞いても、この世の心遣い、富の欺き、他の物の欲望などがその人の心に入り込んで、福音のことばを窒息させて、心から追い出してしまうことをあらわしています。この世の物と快楽とを愛することは、福音を受け入れるのを妨げることです。
いくらかの種は良い地の上に落ちて、実を結びました。あなたが神のことばを聞いたり読んだりするとき、そのことばが分かって、受け入れるために、祈りによって神に願って下さい。そうすれば、そのことばはあなたの生活に利益を生じさせるのです。
風と波をお静めになったキリスト
(35~41節)
イエスとご自分の弟子たちは舟に乗って、湖の向こう側に渡り始めました。大きな暴風が起こり、波が舟に打ち込みましたが、キリストは宇宙の万物を治める支配者ですから、恐れずに舟の後部で眠っておられました。弟子たちは非常に恐れて、イエスを起こすと、イエスは御子息なる神として、風を叱責されました。すると、風がやみ、大凪になりました。
人生の困難のときに、イエス・キリストのほかに、まことの心の平安を与える方はありません。あなたも今、キリストを仰ぎ見て、あなたの罪から赦され、救われ、永遠の喜びと平安を得るために、キリストを信じて下さいませんか。